Out of R

自分が感じたこと、思ったこと、考えたことを自由に書きます。

君の膵臓をたべたい 読了

夏休み入ってから、精読せずに流し読んだものも含めて大体15冊くらいは本を読みました。

その中で買ったのはこの本だけです。

面白かったから買ったというよりも、タイミングの問題ですね。図書館では借りられてたし、200pくらいまで読んだ時点で本屋さんを離れることになったので、先が気になり買いました。

基本的に僕はケチですが、欲しいものとギャンブルには金を出すタイプだと思います。

いかにも駄目そうなタイプですね(笑)

僕は速読などは一切身に付けていませんが、割と本を読むのが早いので、短期間借りたり、買わなくてもその場で読むので十二分に読める。逆に短期間で読み切ろうとできないような本は多分読みたいと思ってないんです。ただまぁ、大学に入ってからはあまり深く考えずに何となく買おうと思ったら、買うようになりました。なんででしょうね(笑)

 

少し僕の読書スタイルは変わっていて、非常に感覚的に読んでます。

 

読む気がしないところを飛ばして、読みたいところから読んだり普通にしちゃいます。

途中まで読んでいても読む気がしなくなったらその時点で続きは読みません。12 冊で完結する作品の最後の1冊の途中で読むのをやめた経験もあります。

 

本に限った話ではないのですが、僕は自分の好きなものを語るのが非常に苦手です。

おすすめとか聞かれても、基本的に無難なものしか答えないです。

多分、自分な好きな作品が否定されたりするのが怖いんですよね。

また、それとは反対に他の人には自分の好きな作品を分かって欲しくないという気持ちも少しありますね(笑)

とか言ってるくせに、僕の趣味は結構ミーハーなので、ランキングトップ10とかに入るもの大体気に入ってます(笑)

あんまり深く読んでないのに、結構作品に文句をつけたりしちゃうんで、書評は全然できないと思います。

よく読んだら意味が分かるのに表面的に読んで、「折角途中まで面白いのに、終わり方が意味不明」とか言っちゃうタイプです(笑)

理屈っぽいから、何が駄目で、どこが良いとか一応最もらしく言えるとは思いますが、結局感覚に理由付けしてるだけなので、書評しても一貫性とかは全く出ません。

 

基本的に僕の感想は、面白いかどうかにしか意味はないと思います。

どこが良いかって聞かれたら、展開がどうで、ここで主人公がどうこうって語りますが、あまり意味はないです。

 

このままだとただの僕の読書スタイルの話になりそうなので、「君の膵臓をたべたい」の意味のない書評とも言えない感想を少しだけ言いますね。

 

まぁ、設定はよくあるボーイミーツガールもの(?)って感じです。ただ個人的にはそういう設定が結構好きです。

設定は比較的ありきたりなこの作品どこが面白いのかと言えば、文章が結構面白いと思います。会話のセンスとかが好みでした。

全ての作品は面白さが一番重要だと僕は思ってます。文学的、芸術的な意味なんてどうでもいいと思っています。

何の教養や含蓄がなくても面白ければ、それだけで良い作品だと考えます。

そのためには一文、一文、一会話ごとの面白さが重要です。大きな意味の筋の通ったストーリーなんてなくても、その一章分が面白ければ、ページを捲る価値がある。読後に何も残らなくても、読んでいる間の楽しさがあればそれで十分です。(まぁ、どんな下らない作品にも、得るものはあったりするし、面白い作品ってのは結局意味がある作品で、本当に読後に何も残らない作品はないかもですけど)

「何の中身のないのに面白い所為で、有意義に使えたかもしれない貴重な時間を使って、最後まで読んじゃったないか」

そういう作品って最高でしょ。

自分に取って絶対必要じゃないのに、それっでも読ませるだけの魅力があるわけだから。

そういう意味で、質の高い文学作品等と比べても、薄っぺらいラノベや漫画とかも非常に価値があると思います。

ただ、薄っぺらいラノベの結末とか、トリックや謎って薄っぺらいことが多い気がします。

個人的に、一文の面白さを求めるなら詩や格言。一章の面白さを求めるならラノベ等。一冊の面白さを求めるなら良質な文学作品だと思います。

 

話が脱線しましたね。

 

大枠の設定はありふれても、文章が面白いので、キミスイ(略称?)は素敵な作品って話です。

重厚な文学作品とかって、僕みたいな薄っぺらい読者からすると、心理描写とか情景描写がしつこかったり、ウザいと思っちゃいます。ただそれがあるから一冊通したときの完成度や何とも言えない読後感を生み出すのだと思います。

その点この作品は、文章が読みやすくてそんなにウザくないです。ネット発の作品だからってのもあるかもしれませんね。

僕、小学生の時くらいからweb漫画等を尋常じゃなく読んでる(全然覚えてないのや短編も含めると数千作品越えてるかも)自負がありますので、ネット発の作品ってことに関してレポート数本書けちゃいそうなんですが、作品の内容を語る上では無粋です。環境等に関する分析の話は内容に対しての後付けにしか過ぎないですしね。

また話脱線しましたね(笑)

何て言うか、薄っぺらくないけど、読みやすくて質の高い作品です。

設定同様にありきたりな展開かと思っていたのですが、終盤の展開そうくるか!?ってなりましたね。少し無理をした展開だと思いました。その転(起承転結の転)に対して綺麗に締められていた感じはしませんでしたが、それを差し引いても単純な僕のような読者を良い意味で裏切る展開でしたし、総合的に見て買って良かったと思いました。

この作品だけじゃなく、大学入ってから読む作品の終わり方の大半は薄っぺらかったり、都合の良い話だったり、あっけないなどなど、綺麗じゃない終わり方だと思ってしまうことが多いです。

大学生が時間ありすぎて一気に読める上に、僕自身が感覚的に飛ばしながら読むため、本を読み始めてから数時間で全部読んじゃうので、あっさり終わったように思ってしまうことが原因であり、作品の所為ではないかもしれません。

アニメとかも1日に1クールくらいなら一気に見ちゃうので、作中では数年経っていても、僕の中では一週間も経ってないので、なんでこいつらこんなに想い募らせてるんだろうって思っちゃったりします(笑)

なので、4クールくらいの作品じゃないと、あまり感動できないという悲しい事態が頻発してます。

「あの花」も話数少なかったし、「ここさけ」の漫画版も一時間くらいで一気読みできちゃえる量なので、全然泣けなかったのはその所為かもしれない。

でも、映画館で見ても二時間だから、感動したりできないのは時間の問題じゃないのかな

?笑

でも、漫画と違って音楽があるというのは大きいし、映画館で映画見てたら結末に感動できたのかな?

始終一貫性のない内容でしたが、お付き合い下さってありがとうございました。

僕に限らず全ての人に当てはまると思いますが、書く方が読む方よりも各段に時間がかかるので、自分ではダラダラ長文を書いた気がするのですが、読む方から見たら一瞬で読める量だったりします。多分この文章もそうだですよね。LINEとかでも一万字とか超えなかったら、個人的にはあまり長文だと思いません。グループでは流石にやりませんが、個人とかでは僕普通に数千字単位の文章送ったりしますしね(笑)

とりあえず、「君の膵臓をたべたい」は面白かったです。

ちなみに夏休み入ってから読んだ小説で僕が他に面白いと思ったのは、

「僕は小説が書けない」中村航乙一

「九つの、物語」橋本紡

です。

他にも随時面白いと思える作品を読んだり、思い出したら気紛れで紹介します。

前述の通り、解説したりしてもあまり意味はないので、どんな感じで面白かったか否かしかくらいしか基本的には書かないと思います。

当然、コメント欄等で興味を持って個人的に問い合わせてくれる方がいたら、ある程度は喜んで説明しますよ。

 

では